アシュラマン戦での強さ

テリーマンは弱くない。

まずアシュラマンに引き分けた試合。

普通の超人なら両腕が奪われてしまったら何もできないはず。


しかし、テリーマンは足だけになりながらも闘い続けた。

こんなことできる超人が他にいるだろうか?


しかも足四の字固めはアシュラマンは自力で脱出できなかった。

ウォーズマンの肉体を救う必要性がなかったら離す必要もなかった。

そのままギブアップ勝ちしていた可能性がある。

両腕を奪われて足だけになってもアシュラマンに勝てる超人がいるだろうか?

夢の超人タッグ編での強さ

そのアシュラマンと再びタッグで対戦する。

まずは足手まといのジェロニモを引き連れながら孤軍奮闘する。


特筆すべきはキン肉マンと友情を回復させ、

キン肉マンの指示を受けてからの強さ!


たった1人ではぐれ悪魔コンビを圧倒してしまった。

そしてサンシャインをテキサスクローバーホールドに捉える。


サンシャインはなすすべなく「ギブアッ」まで口にしていたほど。

キン肉マンの指示があっただけでたった1人ではぐれ悪魔コンビを倒せる強さ。

こんなことできる超人は他にあまりいないでしょう。

二代目キン肉マングレートとして再びはぐれ悪魔コンビと対戦。

真っ向からぶつかって完全に実力勝ちではぐれ悪魔コンビを倒した。


決勝戦のヘルミッショネルズ戦も

クロスボンバーをまともに受けても闘いぬいた。

クロスボンバーを受けて闘い続けた超人はテリーマンただ1人。

そのタフネスぶりも突出している。

キング・ザ・100トン戦での強さ

王位争奪編はキング・ザ・100トンと対戦した。

対戦形式はあからさまに100トン有利なシーソーデスマッチ。

まして相手は100トンの重さを誇る相手。


この時点で他のほとんどの正義超人は相性が悪すぎて勝負にならない。

テリーマンはその100トン相手に真っ向ぶつかった。


そしてテキサスクローバーホールドも100トンはギブアップするしかなかった。

「ではこのままテリーマンの軍門に下れと?」のセリフがそれを示している。


そしてカーフブランディングで100トンは粉々に粉砕された。

その後100トンの腕が意思を持ってテリーマンを殴って引き分けになる。


これで「テリーは100トンを倒していない。引き分けたから」と

ケチがついたようになっていますが、あれは「話の都合」です。


次の試合にロビンマスクとマリポーサを綺麗な状態で対等に闘わせるために。

全身の骨がバラバラになっているテリーを中途半端に戦わせる意味がないから。


そういうのをやろうとするとラーメンマンVSパルテノンのような状態になる。

ロビンマスクを登場させた以上ロビンマスクの試合を描く必要があるわけです。

勝ったテリーを退場させる為に考えた苦肉の策だったんです。


対戦自体は100トンを粉々に粉砕してるんだから、

「テリーが100トンを倒した」と解釈して問題はないはずでしょう。

キン肉マンがフェイスフラッシュをして助けたといっても、

あんな絶対的に相手有利な試合条件でそこにケチをつける意味もないです。


「結果が引き分けだったんだから勝利ではない」と、

あくまで結果を重視するのであれば、

それならテリーマンVSジャスティスマン戦の勝者はテリーマンです。


あの試合も「結果がテリーの勝ちなんだからテリーはジャスティスマンより強い」と言いますか?

言わないですよね?

そういうことです。


そもそも順番が逆だったらどうだったでしょう?

ロビンマスクでは100トンとはあまりに相性が悪い。

ロビンスペシャルはもちろんタワーブリッジすらあの重さでは決められない。

ロビンが100トンと対戦していたら、

テリーと違って何もできずに負けていた可能性大です。


まさかロビンだったら100トン相手に大したダメージもなく完勝したとでも?

キン肉マンのフェイスフラッシュの助けもなく完勝したとでも?

それはもう「そうであってほしい」という単なる願望です。


そもそも正義超人は基本的に誰と闘っても苦戦するでしょう。

プロレス同様に相手の技を全て受けきった上で勝たなきゃいけない。

そういう「暗黙の縛り」があるわけです。


「ロビンだったら100トン相手に楽勝だった」なんてありえないわけです。

あの試合テリーはキン肉マンに助けられたというケチのつけられますが、

それを言ったらロビンマスクだってマリポーサ戦でテリーの助けを受けました。


マリポーサのマッスル・リベンジャーを食らって戦意喪失して、

既に試合を投げていました。


あそこでテリーが叱咤しなければそのまま負けだったんです。

そういうことをスルーしてテリーだけあれこれケチをつけるのはおかしな話。

マックス・ラジアルに勝利した強さ

マックスラジアル戦では変に引き分けにならず完勝した。

マックス・ラジアルはラージナンバーズ(無量大数軍)の中でも上位格の強敵。

そのラジアル相手に圧倒的な体格の不利を跳ねのけて見事に勝利したわけです。

これなどそのまま「テリーマンは強い」と評価できる描写でしょう。

何もケチをつける要素もないです。

ジャスティスマンに“敗北”を認めさせた強さ

そしてジャスティスマン戦の勝利。

「内容は負けだったからあれは負け」と言うなら100トン戦も「勝利」ですよ?


このジャスティスマン戦はジャスティスマンの防御力の高さが際立ちました。

人間にもできるプロレス技が持ち技の大半であるテリーマンは相性が悪すぎる。

攻撃はほとんどダメージを与えられませんでした。


逆に防御力だけでなく攻撃力も最強のジャスティスマンの攻撃には耐えきった。

アシュラマンなどはどの攻撃をくらってもことごとく大ダメージ。

腕は次々破壊され顔面も潰されてボロボロでしたよね。


それを考えるとテリーマンの「防御力(耐久力)」は最強レベルです。

このタフネスさこそテリーマンの最大の「強さ」と言えるわけです。

派手で見栄えのする技や攻撃力ばかり求めてそういう部分を見ないのはどうか?

テリーマンの「強さ」とは

上述したようにテリーマンの強さはそのタフネスさや耐久力にあります。

RPGのキャラクターで言えば

攻撃力は低いが防御力と最大HPが高いタイプですね。


派手な技や高い攻撃力ばかりに目がいくとそういう部分には目が届かない。

だからテリーマンは弱いと思われがちなんです。

単純にアンチも多いから、

良い部分も無理やり悪く言ってる人もいるでしょうが。


そもそもテリーマンの強さを理解するには「読解力」が必要なんです。

でも超人タッグ編だけでもしっかり読み込んでいれば普通にわかるはず。


しかし現実は王位争奪編ばかりが読み返されて、重要視されているのが現状。

旧連載時代の最終シリーズだからなんでしょうね。


王位争奪編に比べるとそれ以前のシリーズを注意深く読まれないですね。

それでも読解力があれば理解できるはずなんですけどね。


そもそも本当に弱ければ正義超人軍のリーダーポジションにいないでしょう。

作中でもテリーマンは常に正義超人トップクラスの実力と評されている。

キン肉マンもキン肉アタルもブロッケンJr.もそう言及している。


本当に弱ければキン肉マンとの対決が「夢の対決」とは言われると思いますか?

「まだ対戦したことがないだけ」と言うのであれば、

同じ条件のキン肉マンVSブロッケンJr.の対戦が「夢の対決」と言われますか?

そういう観点から考えても「弱い」わけがないんです。

最後に・・・

もう一度・・・

テリーマンは強い

テリーマンは弱くない